あなたは三位一体という言葉を知っていたでしょうか?
三位一体とは、元もとキリスト教から生まれた言葉ですが。
今では様々な分野で「三つが合わさった力」
つまり、統一する力(協力する力)の意味で使われるようになりました。
これまでのような固い陶器のような強さではなくて、
真綿のような柔らかい強さ(三位一体)が求められているのです。
さて、「三位一体のジョイントパワー炸裂!」について、
昔から武道などでは「呼吸,意識,体幹」の三つが重要視され、
肉体のみならず、これらを統一することを教えられ、
各流派で形は違えど「呼吸,意識,体幹」の三位一体が伝えられてきました。
そして、それが「心技体」とも呼ばれるようになり、
一般社会にも広がって行き様々な場所で使われ、
色いろなものと繋がってジョイントされるようになったようです。
先ず(心技体)という言葉の意味を調べてみました。
『心』…意思、意識、志、精神力、心構え
『技』…呼吸、技術、スキル、心理学
『体』…身体能力、筋力、操作能力、脱力
武道やスポーツのあるべき姿、
基本的な三者のバランスが重要ですよと言ってる訳です
固くて強いけどいけどぶつかると壊れる陶器の強さではなくて、
柔らかく三位一体(統合された力)が必要な時代です。
(心技体)を、もう少し角度を変えて見れば
「呼吸,意識,体幹」に置き換えることもできると思います。
では、この「呼吸,意識,体幹」って何?・・
これを一体どうすればいいの?っていうことですよね。
多くの人は、このどれかを単品で鍛えている訳で、
つまり、バランスが悪いわけなんですね。
その単品が上達しても3分の1の完成度なのです。
しかも後で他の2つをくっ付けようとするから、
無理も出てきますし密接な繋がりでもなく、
三者バラバラで動いている人も多く見られます。
一つ一つ其々の個としては強化されても、
その一つ一つに?がりが弱いために統一体にはならない。
これらを統一して使うためには三者同時にトレーニングすることです。
昔から武術に伝わる「心が体を導く」という教えがありますが、
もう少し詳しく言うと「呼吸,意識,体幹」を繋ぐということです。
つまり「心技体」の一つが欠けても完成しない訳です。
そしてこの習得法を具体的に言えば、
軸を明確に身体の中に創るということで、
粗雑に動くのではなく軸に沿って動くということです。
心で明確なラインを描いて、
呼吸でそれをなぞって行く訓練の積み重ねで、
体幹(身体)が精密な動作ができるようになる訳です。
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