あなたは自分の感情を抑えられる人でしょうか?
それとも感情を表に出して怒りをぶちまけるタイプでしょうか?
もし、あなたが感情を押さえられない人なら、
自分の感情を呼吸によってコントロールできることを知っていたでしょうか?
さて、「呼吸で平常心を得る方法」について、
平常心とは何ごとにも動じない心の強さ、
または有事にも慌てず冷静な判断ができること。
冒頭より私事で申し訳ございませんが、
若いころ修行した道場に強い先輩がいました。
人間的にはともかく「強さに限っては」憧れていた先輩でした。
あるとき、先輩が座って稽古を見守る中、
ヌンチャクやサイ、棒や丈と云われる
古武道の稽古をしていた時のことです。
突然ヌンチャクが憧れの先輩が、
座って見守っている先輩めがけて飛んできたのです。
その憧れの先輩はヌンチャクを華麗に交わし、
何ごともなかったように美しい身のこなしで、
危機を脱出するかと思いきや・・
なんと、その先輩慌てふためいて、
腰でも抜かしたのか這うようにして、
その場を逃れていく姿がとても印象的で今も忘れません。
その姿に華麗な身のこなしなど見当たらず、
先輩にも武道にも大変失望したのを覚えています。
今回のテーマにもマッチしましたので、
私の青春時代の苦い一ページを綴ってみました。
そのお蔭もあって、
その後私は身体的肉体的な強さばかりを追わず、
外部よりも集中力や想像力、判断力や平常心など、
内面の力を鍛錬しようと決めたのです。
あの先輩には感謝ですね。笑
道場で身体的な強さばかりを求めても、
道場でしか通用しない力なのです。
つまり、実際は突然ヌンチャクやナイフが、
飛んでくるかも知れない命掛けの世界です。
命の安全を約束された世界とは違うのです。
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